皆様、いきなりではございますが、「天赦日(てんしゃにち。てんしゃび)」はご存じでございますでしょうか。
日本の暦の上で最上の吉日であるといわれております。
そんな吉日が今年2021年には全部で7日間あります！！

・1月16日 ・3月31日 ・6月15日 ・8月28日 ・10月27日 ・11月12日
でございます。

ただなんとなく天赦日が吉日であることは知っていても、詳しい意味や由来までわかる方は多くはないのではないでしょうか。

そこで今回は、最上の吉日「天赦日」について詳しくお伝えしたく思います。

■天赦日は入籍や開業などをスタートする日に縁起の良い日
天赦日とは、日本の古くからの暦で、入籍、開業、引っ越し、財布の新調など
新しいことをスタートするのに良いとされている日です。

天赦日は季節ごとに１～２日程、年間では５～６日ほどございます。
六曜の大安が一ヶ月に数回めぐってくることを考えると、天赦日はとてもレアな日であることがわかります。

■なぜ最上の吉日なの？
一年に数回だけ「天がすべての罪をゆるす」という意味がある為、入籍や開業といった「物事をスタートさせる」のに最良の日だとされております。

又、躊躇していたことに挑戦するのにも良いとされることから、仲直りに適した日とも言われております。

この天赦日は、古来の暦や陰陽道からきているものとされていますが、古くから人々の間で伝わっている為、本来の由来ははっきりせず、科学的根拠はないそうです。

■不成就日と天赦日が重なる日
何かを始めるのにもってこいの日とされている天赦日とは反対に何をやっても実を結ばない「不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)」という日がございます。

一年の中には、この不成就日と天赦日が重なるタイミングがあります。
この場合、天赦日の力が優先される、あるいはパワーが半減するなど、異なる考え方があるようです。

そのため、こうした暦注が気になる人は、不成就日と重なるタイミングは選ばない方がよさそうですね。

今回は７日間ある天赦日の最も近い3月31日についてフォーカスをあててまいりたく思います。

■3月31日（水）：天赦日・一粒万倍日・寅の日・友引
この日は、天赦日と一粒万倍日が重なる日です。
結婚に好まれる友引でもあるので、結婚式や入籍を考える人もいるでしょう。

しかし、この日は寅の日も重なっております。
「千里を行って千里帰る」といわれているトラが「出戻り・離婚」を連想させるため、トラの日は結婚には向かないといわれているそうです。

■2021年最も良い天赦日は？
11月12日(金)：天赦日・天恩日・鬼宿日・大安
鬼宿日（きしゅくび）とは、鬼が家にいて外を出歩かない日といわれています。
鬼に邪魔をされないため、何事にも良い日となっております。天赦日、天恩日、かつ大安でもあるので、2021年で最も縁起の良い日だと思います！！

■宝くじなどの金運
宝くじを買う、新しい仕事。事業を始めるといったお金が絡むことについては、次のお日柄を選ぶと良いでしょう。
・一粒万倍日
・寅の日
・巳の日

■家を建てる
・月徳日
・大明日
・天赦日

■結婚をする
・母倉日
母が個を慈しむように点が人間を慈しむ日、といういみで持つ日で、吉日とされております。
婚礼には特に翌、入籍や結婚式のお日柄としてよく選ばれております。

いかがでしたでしょうか？
今回2021年の天赦日やその意味、由来、縁起の良いお日柄についてご紹介いたしました。
この記事を参考に、新たにスタートする日として、天赦日やお日柄の良い日を選んでみるのも良いかと思われます。

それぞれ良いとされるお日柄すべてに意味合いがございますので、その他の日付と含めて
お調べされるのも楽しいかと思われます。